海外教育移住~帰国のタイミング~で、我が子は中学2年から日本の私立中学に編入したことを記事にしました。そして寮生活をしています。
我が子は4歳から海外生活をしていたので、すべてが親の監視下でしか行動できませんでした。(海外では治安の問題上大人の付き添いが必要)
それと、私が面倒を見すぎていたため、このままでは自立できない子になると夫が心配をして寮がある学校を選びました。
まだ半年ほどの経験ですが、子供が中学生から寮生活をするメリット・デメリットを紹介します。
もくじ
寮生活のメリット
・規則正しい生活がおくれる
・学習習慣が身に付く
・精神的・生活の自立
・友達や上下関係を学べる
寮生活のデメリット
・子供の様子がわからない
・親の目が届かない
・食事・栄養面が心配
・テストの結果や成績が把握できない
・友達とのトラブル
寮生活のメリット
規則正しい生活がおくれる
我が子は、私が時間管理をしすぎてしまっていたため、自分で時間管理をして行動することができませんでした。
寮生活は、起床時間、消灯時間、食事や入浴の時間も決まっているので、規則正しい生活ができるようになります。
学習習慣が身につく
毎日夜に自習時間が設けてあり、特別な理由がない限り自習室で勉強します。学校が休みの日は午前中、テスト前はさらに午後もあります。監視してくれる先生がいて、わからないところなども質問できます。
我が子は親が勉強しなさいと言ってもなかなか勉強しない子だったので、イライラしたものですが、親のストレスもなくなりました。
進学校なので学校の宿題や課題もボリュームがあり、塾に行かなくても学習の環境があるのはとても良いと思います。
精神的・生活の自立
寮では、掃除や洗濯身の回りのことすべてを自分でやらなければなりません。我が子は洗濯機の使い方もわからなかったですが、今では掃除も洗濯もこまめにしているようなので、それがこの年齢でできるようになったのは良かったと思います。
私が子どものことを心配し過ぎたり子どもに対して過保護・過干渉になったりしていました。そのため、我が子を精神的な自立でを妨げてしまっていました。
今ではそれを反省し、せっかく子供が自立できる機会なので、必要以外のことはあまりしつこく連絡せず、本人に任せるようにしています。
友達や上下関係を学べる
普段の生活から友達との人間関係や先輩との上下関係を意識して生活することになります。自宅から学校に通っていたとしたら、嫌なことがあっても自宅に逃げられる。でも、そういう逃げ場がないということは、自分でうまく処理する力がつくということです。将来社会に出て必ず必要になる人間関係をこの年齢で学べるのは貴重だと思います。
寮生活のデメリット
子供の様子がわからない
最初のころは毎日連絡をしていましたが、だんだんと連絡を取ることもなくなり、必要な時に連絡が来るようになりました。病気の時は寮から連絡がありますが、やはり心配になります。また、一緒に住んでいればちょっと体調が悪そうとか気づけることもできないなども不安です。
食事・栄養面の心配
中高生の時期は体の成長期なので、バランスの良い食事が必要です。寮の食事はバランスは考えられているようですが、ビュッフェ形式なので、嫌いなものは食べないことも可能なので栄養の偏りが心配です。
また、ジュース、おかしやカップ麺なども自由に食べることができます。我が子は海外生活が長かったので、日本のお菓子やカップ麺がとてもおいしいと言って時々食べているようです。食事の管理ができないのは、成長に影響するだけではなく健康面も心配です。
テストの結果や成績が把握できない
自習時間があるとはいっても、本当に勉強してるのか?(寝てるかも?)
どんな勉強しているのか、宿題、課題は提出できているのか確認することができません。成績表は送ってきますが、テストの点数などは学校からは送られてきませんので、面談の時に聞くまでわかりません。点数が良い時は子供から言ってきますが悪い点の時は連絡がないこともあります。すべての状況を日々知ることができない心配はあります。
友達とのトラブル
親友もできますが、性格の合わない子もいるでしょうし、多感な時期ですからけんかやもめごともあるかもしれません。基本的には学校や寮で対応してくれますが、ちょっとした小さなトラブルなどもあります。私はできるだけ仲の良い友達の名前などを聞くようにはしています。
まとめ
子供を寮に入れることは、親にとっても不安なことが多く大きな決断が必要です。寮生活が始まってしまえば、物理的な距離があるから、 親は心配でも基本的には本人と先生を信頼して任せるしかありません。
私は本人には、あなたを信用しているから、基本的には自分で判断して自分の思うようにする。ただ、何か困ったことや心配、不安、トラブルなどがあったらいつでも助けるから連絡しなさいと言っています。
いつかは訪れる親離れ・子離れの試練だと思って乗り越えれば、良い親子関係を築けるでしょう。