海外教育移住

海外教育移住~難しい本帰国のタイミング~※重要

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4歳から10年間上海とマレーシアの学校に通っていた我が子は日本の私立学校に中学2年の4月から編入しました。周囲の人からは、10年間も海外で教育を受けてきて今さらなぜ?どうして?と聞かれます。我が子はどうして日本の中学に進むことにしたのか、書いてみます。

もくじ
・どのタイミングで日本に戻るのが良いか?
・中学・高校から日本に戻る場合
・大学から日本に戻る場合
・大学まで海外にいる場合
・中学校に編入
・まとめ

どのタイミングで日本に戻るのが良いか?

海外で生活してみたい。
子供にバイリンガルに育てたい。
その様な夢や希望をもって移住を始めますが、子供が成長するとどのタイミングで日本に戻るのが良いか悩む時がきます。
たとえ、移住する前に期間を決めて来たとしても、状況の変化や考えが変わる場合もあります。
駐在員と違い、移住の場合は自分で別の国に移住したり、日本に帰国する選択ができます。我が家も、我が子にとってどのタイミングで日本に戻るのがベストなのか・・・本当に悩みました。それには、子供が、海外生活に向いているのか、英語力のレベルはどうなのか、小学校高学年になったら、そろそろ見極める必要があります。

中学・高校から日本に戻る

中学・高校から日本に戻る場合は、公立か私立かの選択があります。
また、この年齢で日本語の学習がある程度習得できていないと勉強についていくのが大変です。日本語の学習がどの程度できているかポイントになります。
我が子の場合は、中学2年で私立中学に編入しました。マレーシアでセカンダリーになって、学校の成績があまり良くなく、内申点が重要な海外の大学に行くには向いていないのではないかと思い始めました。英語力も、ネイティブではありません。このままでは、海外の大学に行き、海外で仕事して生きていくには難しいかもしれない、と思い始めました。
公立に行く場合、4歳からインターに行き、日本語や日本の学習をしてきていないので、高校受験をするまでに日本の学習に追いつく事が出来なかった場合、レベルの低い高校しか行けません。高校受験のない中高一貫校で高校性になるまでに日本の学習に追いつければ大学受験に間に合うのではと考えました。しかし、帰国子女枠での受験ができると言っても、英語と面接だけで受験できる学校は少なく、人気のある学校は倍率も高いです。それほど英語力の高くない我が子が合格できるとは思えませんでした。中学受験するには、受験勉強する時間が足りず無理だと判断しました。
高校からの場合、中学で学ぶ学習レベルも必要になるので、塾に通わずに受験するのはますます厳しいだろうと思いました。

大学から日本に戻る場合

近年、帰国子女枠で受験できる大学が増え、国公立や私立と選択肢が増えました。しかし、ほとんどの学部は、経済や法律、国際学部など、文系がほとんどで、理系の学部はあまりありません。我が子は一応理系の学部に進む選択肢を持っていたいと考えていますので、この選択肢はなくなりました。

大学まで海外にいる場合

我が子は海外の大学に行きたいと希望していました。どこの国の大学に進学するかにより、高校で履修するべき科目や受けなければならない資格試験など決めなければなりません。イギリスのように試験の点数重視やアメリカのように内申点やSATの点数重視など、受験に必要なスキルに違いがあります。我が子は、あまり勉強が好きではなく、成績も今一つの状況でした。このまま高校生になり、内申点も良くなく試験の結果も良くない場合、まともな大学に進学できない可能性もあると考えました。

中学校に編入

何度も我が子と話をした結果、私立中学に編入することを検討しました。編入の場合、定期的に募集、欠員が出た時や随時受け入れなど学校により対応は様々です。我が子の場合は、通わせたい学校が随時受け入れてくれる学校だったため、連絡をして試験を受けさせて頂けることになりました。編入試験までの約5か月間で、数学を中心に小学校と中学1年までの学習内容を勉強させました。国語は小学生の漢字や文法と作文を中心に勉強させましたが、時間不足なのは明らかでしたので、数学に時間をかけて勉強させました。その判断が良かったようで、学校側が、国語の試験は重要視しなかったとの事で、何とか合格を頂けました。

まとめ

将来どこの国で生活したいのか?どの様な職業に就きたいのか?

まずはそこから考えると、選択肢が絞られ進路が定まると思います。
海外の大学を卒業した後は、日本に戻って働くか海外で働く事になりますが、どちらも、相当優秀な成績や人材でなければ厳しいのではないでしょうか。特に海外で働くには、今は外国人が現地のビザを取得するのはますます厳しくなっている状況です。我が子のように勉強があまり好きではなく、成績が今一つの場合、海外だけに絞るのは危険だと思いました。日本人であれば、日本に住み、働く事が可能です。もし、本人が将来どうしても海外で働きたい思うのであれば日本の学校で学んでいても不可能ではないので、その時は本人の努力次第です。
教育移住は移住と帰国のタイミングを自分で決める事ができます。その決断は選択肢がありすぎて本当に迷うものですが、子供の将来を大きく変えてしまうことになるので、早めに考える事をおすすめします。

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